柑橘ピール
ピール(peel)とは
1 野菜や果物などの皮。
2 candied peel(砂糖漬けの皮)の略
レモンやオレンジなど 柑橘 かんきつ 類の皮を煮て砂糖漬けにしたもの。
洋菓子などの材料にすることができます。
柑橘特有の香りとほろ苦さが楽しめるお菓子。
甘夏、伊予柑、レモンなど、季節や好みに合わせて楽しんでください。
柑橘類の果物を食べるとき、皮は捨てないでくださいねー。
火にかける時間は使うけれど、作り方自体は簡単です。
やったことがないとハードル高く感じるけれど、書いてある通りにやれば
難しいことは何もないです!
作り方は簡単なのに、めちゃくちゃ美味しいピールの作り方をお伝えします。
ぜひ作ってみてくださいね。
ここでは、紅八朔4Lサイズの皮でピール(peel)を作ってみました。
紅八朔ピールの作り方
材料【作りやすい分量】
柑橘類(八朔,レモン、甘夏、伊予柑など) 2~4個
グラニュー糖 適量
(作り方(6)で計量した皮の重量の60~70%)
作り方
1.柑橘は皮ごと4つ割りにして、実をはがす。
今回のレシピでは実は使わないので、食べてください。
2.鍋に(1)の皮と浸るくらいの水を入れて火にかける。
沸騰したら中火で15~20分煮る。
3.(2)をざるにあけてゆでこぼす。
水に5分ほどつけ、ざるにあけて水けをきる。
4.粗熱がとれたらスプーンでワタをこそげとり、
縦に8mm幅程度に切る。
ポイント
ワタを取り除くことで、苦味がやわらぎます。
5.鍋に(4)とかぶるくらいの水を入れて再び火にかけ、沸騰したら中火で10~15分煮る。
6.(5)をゆでこぼして、水に5分つける。
ざるにあけて水けをしっかりきり、重さを量ってグラニュー糖の量を計算する。
7.鍋に(6)とグラニュー糖、ひたひたの水を入れて火にかけ、沸騰したら
弱火で15~20分、汁けが少なくなるまで煮詰める。ざるにあけて水けをきる。
ポイント
とろみが出てきて、全体がつやっとすればOKです。
煮詰め過ぎると、焦げるので注意してください。
8.天板にオーブン用シートを敷き、(7)を重ならないように並べる。
100℃に熱したオーブンで20~30分加熱する。オーブンから取り出し、粗熱をとる。
ポイント
表面に湿りけが残る程度になったらOKです。
9.バットにグラニュー糖(分量外)を広げ、(8)を入れて表面にグラニュー糖をまぶす。
10.網にのせ、冷暗所にひと晩ほどおいて乾燥させる。
密閉容器に入れて冷暗所で保存し、2週間を目安に食べきってください。
ポイント
夏場は冷蔵室に入れてください。
冬場でも暖房で暖かいと早くにカビが来ます。
その他注意事項
①酸が強いので、アルミ製の鍋や鉄鍋は避け、ホーロー製や樹脂加工
された鍋を準備してください。
②柑橘の皮の色を生かすため、また煮詰めても焦げにくい点から、
今回はグラニュー糖を使用しています。
③「ピール」とは?
柑橘の果皮をシロップなどで煮詰めて乾燥させたもの。
香りの高さが特徴的です。そのままつまんだり、お菓子作りや、
ハーブティー、ポプリなどに使います。